Article観察・診断NBI拡大内視鏡・最大倍率観察による早期胃がん観察と診断のコツ2023/04/10

NBI拡大内視鏡・最大倍率観察による早期胃がん観察と診断のコツ

目次

内視鏡検査における観察方法の一つ、NBI拡大内視鏡。白色光による観察に加えてNBI拡大内視鏡を用いることで早期胃がんの発見率が改善したという報告もあり、現代の内視鏡検査における重要な観察方法です。

2013年にピロリ菌の除菌が保険適用されたことによって、内視鏡検査における早期がんの診断は”除菌後胃がん”が主流になってきています。NBI拡大内視鏡のエキスパートである内多訓久先生(高知赤十字病院/第三内科部長)は、「除菌後胃がんは胃炎様所見を呈するため診断が難しく、表面構造だけでなく最大倍率観察による毛細血管診断の必要性が高まってきている」と話します。

内多先生の講演「ここまでできる!NBI拡大内視鏡による早期胃癌の質的・範囲診断」(2022年10月19日開催)では、NBI拡大内視鏡を用いた早期胃がんの質的・範囲診断について、最大倍率観察を中心に解説しました。この記事では講演内容をまとめる形で紹介します。

セミナー動画はこちら(NBI観察・診断ノウハウを症例と共に解説)

最大倍率観察が重要な3つの理由

構造観察だけでは診断の限界も

NBI拡大内視鏡による観察は、大別すると次の2種類があります。

Join Membership

続きを読むには
会員登録が必要です。

内視鏡医向けメディア「ガストロAI」会員の特典

  • 内視鏡医向け専門記事・論文サマリーが読み放題内視鏡医向け専門記事・論文サマリーが読み放題
  • すべてのセミナー動画が見放題すべてのセミナー動画が見放題
  • ニュースレターで最新情報にキャッチアップニュースレターで
    最新情報にキャッチアップ