Videosモニター画像で判断、実践的な大腸内視鏡挿入法(実践編)2023/03/07

動画の概要

一般的にノウハウの言語化が難しく、職人技となりがちな大腸内視鏡の挿入法。そうした中で、挿入法に関する老舗の勉強会「二木会」では、パターン化された大腸内視鏡挿入法を提唱しています。

「その時々で違った挿入方法をやると中々うまくなりません。同じ挿入方法を毎回試して少しずつ工夫すれば、上達スピードは速くなります」と、講師の鈴木康元先生(松島クリニック)は話します。挿入法をパターン化するには、「スコープヘッドの位置の確認」と「そこでの操作の修得」の2点が重要になるといいます。

今回のセミナー動画(実践編)のテーマについて、鈴木先生は次の5つを挙げました。

  • 前半の挿入法(総論)
  • ターンとツイスト
  • ホールド法とループ法
  • 後半の挿入法(総論)
  • レフトライト法とダウンアップ法

また参加者の先生方からの次のようなご質問にも適宜ご回答されており、より実践的な講義となっています。

  • 送水法(体位や送水量など)のコツを教えてください
  • ホールド法を心がけています。MS辺りで癒着がある症例で、右ターン+引きで入ろうとすると、癒着部が引き伸ばされて痛みが出ることがあります。どのようにすれば良いでしょうか?
  • S状結腸憩室症の患者における、S状結腸のうまい挿入法を知りたいです
  • S状結腸が癒着している場合、適切な挿入計画を教えてください

内視鏡検査動画を用いた症例検討パートも

また本セミナーの後半では、二木会での主流な勉強法となっている「ビデオカンファレンス法」を再現しました。ビデオカンファレンス法は、実際の内視鏡検査動画を流しながら、より良い挿入法について鈴木先生をはじめとする講師の先生方が解説されるスタイルの勉強法です。

実症例動画を用いたビデオカンファレンスの様子

本セミナー動画の登壇者

  • 演者:鈴木康元先生(松島クリニック・診療部長)
  • 司会:松尾恵五先生(東葛辻仲病院・院長)

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