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筆頭著者|熊谷洋一
所属施設|埼玉医科大学総合医療センター
ジャーナル名|Diseases of the Esophagus
Editor’s Comment
今回は、熊谷先生の食道病変に対する超拡大内視鏡AI解析についての論文を紹介します。食道病変の超拡大内視鏡AIにつきましては、以前に本サマリー内でも紹介していますが、今回はそれに修正を加えてmodified type分類を提唱、それに基づいた食道病変に対するAI解析データを医師と比較し報告しています。AI解析データの精度を内視鏡医と比較することは多いですが、本論文内では病理医の診断精度とも比較しています。食道のエキスパートでなくても生検をせずに食道の組織診断ができるという超拡大内視鏡AIの可能性を示す興味深い内容となっています。ぜひ、本文をお読みください。
AI analysis and modified type classification for endocytoscopic observation of esophageal lesions. Diseases of the Esophagus, 2022
※医師の所属は論文発表当時のものを記載しています。
研究方法
● CNNが食道超拡大内視鏡画像(光学500倍、デジタル1.8倍の計900倍の倍率まで)を食道がん、境界型、非がんに分類し、診断性能を感度、特異度、精度、AUC-ROCで評価しました。
● CNNによる診断性能を、エキスパートの病理医、非エキスパートの内視鏡医(食道内視鏡観察の経験がない内視鏡医)と比較しました。