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本論文はがん研有明病院・池之山洋平先生が『ENDOSCOPY』誌(2021年)に発表した、「AIを用いた食道ヨード不染帯の予測」に関する論文です。
Artificial intelligence diagnostic system predicts multiple Lugol-voiding lesions in the esophagus and patients at high risk for esophageal squamous cell carcinoma
はじめに
色素内視鏡における食道の多発ヨード不染帯は、食道扁平上皮癌(Squamous cell carcinoma: SCC)や頭頸部SCCの高リスクと考えられています。しかしヨード染色は患者にとって苦痛を伴う処置であり、検査時間も長くなるという課題があり、ルーチン検査には用いられていません。このような課題を解決するため、AI(注1)技術の一つである深層畳み込みニューラルネットワーク(注2)を用いて、通常の非染色の内視鏡画像から、多発ヨード不染帯を予測するシステムを構築し、その精度について検証しました。