Diagnosis using deep‐learning artificial intelligence based on the endocytoscopic observation of the esophagus / 埼玉医科大学総合医療センター・熊谷洋一先生
食道の超拡大内視鏡所見に基づくディープラーニングを使用したAIによる診断

本論文は埼玉医科大学総合医療センター・熊谷洋一先生が『Esophagus』誌(2018年)に発表した「食道の超拡大内視鏡所見に基づくディープラーニングを使用したAIによる診断」に関する論文です。

サマリー

はじめに

超拡大内視鏡は、メチレンブルーなどの染色により、表面の上皮細胞を生体内でリアルタイムに観察することができます。本研究では、食道扁平上皮癌（esophageal squamous cell carcinoma: ESCC）の超拡大内視鏡画像の解析にディープラーニングを使用したAIを適用し、生検に基づく組織検査の代替としてAIが内視鏡医をサポートできるかどうかを検証しました。
本研究では、GoogLeNetアーキテクチャに基づいたConvolutional Neural Network（以下、CNN）を開発し、学習と検証を実行しました。なお、CNNアーキテクチャはCaffeフレームワークで実現しました。