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東京大学医学部附属病院・青木智則先生が『Digestive Endoscopy』誌(2020年)に発表した、「世界初・小腸カプセル内視鏡AIによる読影時間短縮」に関する論文です。
Clinical usefulness of a deep learning-based system as the first screening on small-bowel capsule endoscopy reading
はじめに
カプセル内視鏡は小腸疾患の検査に欠かせないツールです。しかし、読影が長時間に及ぶことが大きな欠点でした。修練医だけでなくエキスパートですら、カプセル内視鏡動画の読影には膨大な時間を費やしており、病変見逃しへの懸念に対しても負担を感じています。これらの課題の解決を目指し、本研究ではAI注1)技術であるニューラルネットワーク注2)を用いたディープラーニング注3)を活用し、カプセル内視鏡読影時間の短縮に対する有用性について検証しました。