Article内視鏡AI[開催報告]弊社初のスポンサードセミナー開催 12/4 九州支部例会2022/09/25

[開催報告]弊社初のスポンサードセミナー開催 12/4 九州支部例会

目次

去る2021年12月3日(金)~4日(土)の2日間で開催された第118回日本消化器病学会九州支部例会・第112回日本消化器内視鏡学会九州支部例会(以下、本会)において、株式会社AIメディカルサービスでは当社初となる学会スポンサードセミナーを、12月4日(土)に開催致しました。

司会・村上和成 先生(大分大学医学部消化器内科学講座 教授)、特別発言・八尾建史 先生(福岡大学筑紫病院内視鏡部 教授)のもと、ハイブリッド開催となった本会において、弊社ランチョンセミナーには現地だけで約30名の先生方にご参加いただき、ご用意した席がほとんど埋まるほどの大盛況となりました。

概要

  • ランチョンセミナー12

「世界に挑戦する日本の内視鏡AI」

  • 日時

12月4日(土)第6会場(1F 会議室109) 12:40~13:40

  • 司会

村上和成 先生(大分大学医学部 消化器内科学講座 教授)

  • 演者

多田智裕 (株式会社AIメディカルサービスCEO/ただともひろ胃腸科肛門科 理事長)

  • 特別発言

八尾建史 先生(福岡大学筑紫病院 内視鏡部 教授)

セミナー詳細

開催/閉会のご挨拶(村上和成 先生)

開催/閉会のご挨拶(村上和成 先生)

司会の村上先生からは開会・閉会のご挨拶を賜り、「AIは医療分野での活用が期待されており、既に大腸のAIを使ったことがある先生方もいらっしゃると思いますが、本日は背景粘膜が複雑で形も難しい、胃がんの診断を支援するAIについての講演を頂戴します」「本日の講演を聞いてAIが胃がんの診断支援をかなりできることがわかり、また(多田が)開業医でここまでやっていることがすごいと思います」とのお言葉を頂戴しました。

「世界に挑戦する日本の内視鏡AI」(多田智裕)

「世界に挑戦する日本の内視鏡AI」(多田智裕)

主な講演内容は下記のとおりです。

  • 上部消化管における内視鏡AIの各種研究成果
  • 先月開催のJDDW 2021 KOBEにおけるブース出展等のご報告
  • 第1弾製品や次期製品について
  • 日本発内視鏡AIの世界展開 等

詳細にご関心をお持ちの先生は、是非こちらの記事もご覧ください。

特別発言(八尾建史 先生)

特別発言(八尾建史 先生)

多田の講演後には八尾先生による特別発言を賜りました。特別発言の締めには「診断が難しい早期胃がんこそAIが価値を発揮できる分野である」とAIへの期待の述べていただきました。以下、特別発言の抜粋版となります。

早期胃がんの発見においては白色光を用いた通常内視鏡での観察が重要であり、八尾先生が理事を務められるNPO法人「胃癌を撲滅する会」のご活動のひとつ、医師の診断能力を向上させるためのE-Learningシステムが紹介されました。

八尾先生は「役立つシステムを作る」ことを最重要視されており、このE-Learningシステムを開発するだけではなく、海外35か国の515名の医師を対象にこのシステムを利用した検証を行い、これを使うことが内視鏡医の診断能力向上に寄与することを証明しました。


特別発言の締めには、

  • 内視鏡医によるEGCの内視鏡診断には、経験の蓄積(深層学習)が不可欠であること
  • したがって、AIによる深層学習はEGCの内視鏡診断のための有望なアプローチになり得ること
が述べられました。

なお、NPO法人「胃癌を撲滅する会」のホームページで今回紹介したe-learningはどなたでも参加でき無料で公開しいることをアナウンスされました。本法人のご活動については、後日当メディアで八尾先生に詳細をうかがい、ご紹介させていただく予定です。

質疑応答

質疑応答

多田の講演後の質疑応答では、5名程の方からご質問を頂戴しました。「AIは医師の能力を超えるのか?」「製品モデルの感度・特異度はどの程度か?」「AIモデルについて教えてほしい」等の様々なご質問を頂戴し、先生方が本テーマへご関心をお持ちいただいている様子がうかがえました。

次回の学会での講演は東北支部例会(福島)、GIW2022(東京)

今回、弊社初のスポンサードセミナー開催にあたりご高配を賜りました第112回日本消化器内視鏡学会九州支部例会会長・竹島史直先生(長崎県五島中央病院 院長)、司会をお務めいただいた村上先生、特別発言をお務めいただいたた八尾先生、ならびにご参加いただきました先生方、誠にありがとうございました。

写真左から八尾建史先生、多田智裕、村上和成先生、竹島史直先生 写真左から八尾建史先生、多田智裕、村上和成先生、竹島史直先生

また、会場には中尾一彦先生(長崎大学病院消化器内科 教授)も足を運んでいただき、記念撮影をさせていただきました。

次回の学会での講演予定は、2022年2月4日から開催の日本消化器病学会東北支部第212回例会・第167回日本消化器内視鏡学会東北支部例会でのエキスパートセミナー、2022年2月11日(金)から京王プラザホテル(東京・新宿)で開催されるGI Week2022のランチョンセミナーになります。その後もENDO2022等にも参加を予定しております。

皆様とお会いできることを非常に楽しみにしています。