Article内視鏡AI「生検するか否かの判断をサポートしてもらえる」内視鏡医によるAI体験のご感想2022/09/25

「生検するか否かの判断をサポートしてもらえる」内視鏡医によるAI体験のご感想

目次

株式会社AIメディカルサービスでは、2020年10月より内視鏡AI体験ブースを設け、内視鏡医の先生方に開発中のAIを体験いただき、ご感想やご意見、アドバイスを賜っております。
※ご注意:本体験は、当社が用意した写真/動画を用いた「AI疑似体験」です。また、医薬品医療機器等法未承認の技術です。

当社では、昨今の新型コロナウイルス感染対策の一環として、内視鏡検査動画を用いて、Web会議ツールを活用したオンラインによる内視鏡AI体験を開始いたしました。オンラインによる内視鏡AI体験では、先生方がご自宅や医局等の離れた場所にいても、簡単な操作で最新の内視鏡AIを体験いただけます。

なお、内視鏡AI体験では、開発中の「胃がん鑑別AI」をご体験いただいております。「胃がん鑑別AI」は、先生方が腫瘍性を疑う病変に対してフリーズを行うことで、AIが腫瘍性である可能性の度合い(確信度)を表示するもので、質的診断(鑑別)の支援にご活用いただくことを想定しています。内視鏡AI体験にご興味・ご関心のある内視鏡医の先生は、お気軽にご連絡ください。
本稿では、内視鏡AIを体験された先生方がどのように感じられたのか、頂戴したコメントをご紹介致します。「内視鏡AIってどうなの?」「AIメディカルサービスの評判は?」と気になる方の、ご参考になればと存じます。

藤崎順子先生(がん研有明病院 消化器内科部長・上部消化管内科部長)

「生検するか否かの判断をサポートしてもらえる」内視鏡医によるAI体験のご感想

オンラインでAIを体験

がん研有明病院の消化器内科部長・藤崎順子先生に、オンラインでのAI体験を試していただきました。

がん研有明病院様との取り組み

がん研有明病院様とは、弊社が内視鏡AIの研究開発に取り組んだ当初から多数の共同研究を進めさせていただき、共同で取得した/出願中の特許も複数あります。
最近でも、所属の池之山洋平先生が、食道の多発ヨード不染診断におけるAI有用性に関する研究で、日本消化器内視鏡学会会長賞(JDDW2020KOBE)を受賞されました。
さらには、製品第一弾を予定している胃病変の鑑別AIの薬事申請に関しても、PMDA対応を含め全面的にご協力、ご指導をいただ戴しています。

オンラインAI体験のご感想

その第一弾製品と類似のものをオンライン経由で試すのは、藤崎先生も初めてのことではありましたが、「使い勝手は簡単で、すぐ分かった」との感想を頂戴しました。
そして、NBIでの鑑別への機能拡大、ならびに病変検出支援するAIの方も、早く製品化するようにと激励も頂戴しました。
これまでの研究成果を活かして、臨床ニーズに合致した有用性高い製品を、矢継ぎ早で送り出していきたいと決意を新たにした次第です。

法村大輔先生(のりむらクリニック 院長)

</p> <h2>法村大輔先生(のりむらクリニック 院長)</h2> <p>
【GIW 2021「オンラインAI体験」のご感想】
長崎県の“のりむらクリニック 法村大輔院長”に、オンラインAI体験にご参加いただきました。
当社がご用意した内視鏡検査動画を用いたAI体験を通じて、下記のコメントをいただきました。

  • フリーズ1回で腫瘍性を鑑別ができるのは便利で良い。
  • 内視鏡医が、その場で(腫瘍かどうかを)迷うことがあるし、生検はそこまでしないので、生検するか否かの判断をサポートしてもらえる可能性があり、今後期待している。
  • 動画だけでなく、静止画画像においてもAIが機能すれば、自身が撮影した内視鏡画像のダブルチェック(保険診療内のルーチンスクリーニングに対する二次読影)でも使え、とても有効だと感じる。
弊社は、内視鏡検査時の診断支援において、AIが持つ強みで現場の医師をサポートさせて頂くことを目指し、臨床現場で役立つAIの実用的製品化に繋げるべく、今後も邁進してまいります。