Column内視鏡AI「専門医の目」に「AI」をプラス。|内視鏡検査の新基準が、受診者の信頼を勝ち取る理由2026/05/20

「専門医の目」に「AI」をプラス。|内視鏡検査の新基準が、受診者の信頼を勝ち取る理由

目次

熊本県宇城市に位置する泉胃腸科外科医院で実施された最新の受診者アンケート(N=97)から、医療現場における「AI導入」の真の価値が見えてきました。受診者は単にテクノロジーを珍しがっているのではなく、AIに「究極の安心」を求めています。
がんの早期発見が求められる昨今、内視鏡検査における「内視鏡AI」の導入が加速しています。しかし、その導入が実際に受診者の行動や心理にどのような影響を与えているのかについては、これまで具体的なデータが限られていました。
泉胃腸科外科医院が行った最新の調査では、AIの導入が「選ばれるクリニック」になるための決め手となっている実態が浮き彫りになりました。

1. 「AI=正確さ」という信頼

 受診者が内視鏡AIに対して抱いているイメージは非常に明確です。自由回答や選択回答形式のアンケート結果から、圧倒的多数の受診者が「精度向上」に期待を寄せています。

  • 内視鏡AIに期待すること:
    回答者の約8割(75名)が「これまでよりさらに正確に診断できること」を選択。

 「検査が楽になる」「検査が早く終わる」などの効率性よりも、「丁寧かつ正確に診断してほしい」という医療の本質に対するニーズが、AIというテクノロジーに向けられています。

2. 数値で見る「AI導入」のインパクト

 アンケートでは、AI導入がクリニックの評価に直結していることが、驚くべき高スコアで示されました。(5段階評価:「強くそう思う」が5点、「全く思わない」が1点)

  • 今後の受診先選びにおける「AI導入」の重要度:平均スコア 4.47
  • AI導入施設を継続的に利用したいという意向:平均スコア 4.30
  • AIがあることによる検査の信頼性向上:平均スコア 4.29
  • AIがあることで「今後も検査を受けてみたい」と思うか:平均スコア 4.31

 平均4.47点というスコアは、もはやAIが「あれば良い付加価値」ではなく、「受診先を決めるための条件」になりつつあることを示しています。

3. 集患における「AI」という新しいフック

 実際に、受診者が同院を選んだ理由としても、AIの存在が大きな役割を果たしています。受診理由の上位5件は以下の通りです。

  • 内視鏡の専門医であること:36名
  • 利便性が良いこと|予約のしやすさ:27名
  • 内視鏡AIが導入されていたこと|鎮静剤が希望できる:22名

 専門医というブランド、立地や受診時の利便性に次いで、AI導入が鎮静剤の使用とともに上位に位置している点は注目に値します。これは、他院との差別化においてAIが強力な武器になることを示しています。

4. 受診者が求めるのは「ダブルチェック」の安心感

 今回の調査で明らかになったのは、受診者は医師に代わってAIに診断されてほしいのではなく、「熟練した医師の目に、AIの客観性が加わること」に価値を感じているということです。
「AIと一緒に診てくれるから安心」。そんな言葉が当たり前になる時代が、もうそこまで来ています。

[調査概要]
調査実施施設:泉胃腸科外科医院(熊本県宇城市)
調査対象:胃カメラ検査受診者97名
調査時期:2026年2月から4月
集計結果:以下に示す

施設紹介

熊本県宇城市に位置する泉胃腸科外科医院は、消化器病・内視鏡の専門クリニックとして地域医療の重要な役割を担っています。
「苦痛の少ない検査」と「納得のいく説明」を診療の柱に据え、最新のAI医療機器を積極的に導入。年間を通して数多くの内視鏡検査を施行されており、地域に先駆けて内視鏡AIを2025年3月より導入。