Column観察・診断鳥肌様胃粘膜を呈したNHPH感染症の2例【期間限定オンデマンド配信】2025/11/19

鳥肌様胃粘膜を呈したNHPH感染症の2例【期間限定オンデマンド配信】

2025年10月29日(水)に開催された、「新たに胃病変を考える会 2025 ~経験で診る。技術と診る。~」において、北台友貴先生(広島大学病院)が発表された「鳥肌様胃粘膜を呈したNHPH感染症の2例」を期間限定でオンデマンド配信しています。

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【抄録】

症例1: 33歳女性。検診で鳥肌胃炎を指摘され, 生検でMALTリンパ腫が疑われ紹介。EGDで胃前庭部から体下部に均一な顆粒状隆起を認めた。病変部生検でNHPH感染が確認され, 腫瘍性所見に乏しくNHPH誘導性鳥肌胃炎と診断した。症例2: 36歳男性。同様の経緯で紹介。胃前庭部から体下部に,大小不同の結節からなる鳥肌所見を認めた。PCRでH.suis感染が証明, 生検でMALTリンパ腫と診断した。発表では, 良悪性および菌種差が鳥肌所見の形態・分布に及ぼす影響について併せて報告する。

【発表者・共著者】

北台友貴1,瀧川英彦1,長尾暁憲1,清水大輔1,有吉美紗1,上垣内由季1,高砂 健1,壷井章克1,田中秀典1,山下 賢1,檜山雄一1,岸田圭弘1,卜部祐司1,石川 洸2,桑井寿雄3,岡 志郎1

1.広島大学病院 消化器内科 2.広島大学大学院医系科学研究科 分子病理学 3.広島大学病院 内視鏡医学講座