Column内視鏡AI早期胃癌診断における内視鏡AIの可能性~多施設前向き試験の結果から~【期間限定オンデマンド配信】2025/11/21

早期胃癌診断における内視鏡AIの可能性~多施設前向き試験の結果から~【期間限定オンデマンド配信】

2025年10月29日(水)に開催された、「新たに胃病変を考える会 2025 ~経験で診る。技術と診る。~」において、樋口和寿先生(日本医科大学)が発表された「早期胃癌診断における内視鏡AIの可能性~多施設前向き試験の結果から~」を期間限定でオンデマンド配信しています。

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【目的】非専門医における表在性胃腫瘍診断に対するAI支援の有用性を検証するため、多施設共同無作為化比較試験を実施した。

【方法】ESD予定例およびESD後サーベイランス297例をAI群155例、非AI群142例に無作為化し、非専門医が白色光観察で診断、病理診断をgold standardとした。

【結果】正診率はAI群65.3%、非AI群59.9%で有意差は認めなかった。AIの最適cut off値は78.5%(設定値60%)であった。

【結語】AI支援による上乗せ効果は示されなかったが、アルゴリズム改良やcut off値調整により診断精度向上の可能性が示唆された。

【発表者・共著者】

樋口 和寿1,貝瀬 満1,厚川 正則1

1.日本医科大学 消化器内科学