Article内視鏡AIAIによる小腸カプセル内視鏡診断の現状とは?2022/09/07

AIによる小腸カプセル内視鏡診断の現状とは?

目次

「AIによる小腸カプセル内視鏡診断は病変全体の検出能が高く、読影時間も減少させることができます」

こう語るのは、広島大学病院 内視鏡診療科 診療講師の壷井章克先生です。第117回日本消化器病学会中国支部例会 エキスパートセミナーにて、“AIを用いたカプセル内視鏡診断”について講演しました。広島大学病院では年間300件程の小腸カプセル内視鏡検査を実施。その中で感じた読影の問題点について、壷井先生は次のように語っています。

「小腸カプセル内視鏡は1症例当たりの撮影画像が約6万枚に上るものの、実際に病変がある場合でも数枚にしか写っていない、もしくは病変の一部しか写っていないこともあり、病変見逃しのリスクが問題となります。また、1症例の読影には30分ほどの時間を要しますが、読影人員に関しても、十分とは言えない現状があります」。

そこで読影補助を目的としたAIを用いることで、病変の見逃しリスクや読影医の負担軽減につながると壷井先生は話します。

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